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■０．ChatSecureとは

　ChatSecureとは、The Guardian Projectというソフトウェア開発者の集まりによるプロジェクトの一つとして開発されているXMPPクライアントアプリです。



　OTRによる暗号化接続（及びにTor接続）に対応し、強固で安全な接続が出来るチャットアプリの一つになります。

ただ、XMPPクライアントの一つという事もあり、ネットを通じて誰かとチャットをする為にはXMPPアカウント（JID）を取得し、それを使って接続する必要があり、他のチャットアプリ等と比べると幾分面倒もあるかもしれません。
　このページは一応その辺りの方法とかも含めた使い方らしきものを書いていきたいとは思っています。実際にわかりやすいかはほんとにわからんですけど。

　XMPP自体についての説明は、こっちのページとか見てください。

■１．ChatSecureをインストール（Android編）

　ChatSecureも普通のアプリの一つなわけで、ChatSecureのページにある端末別のボタンを辿って、対応しているアプリをインストールすればいいだけなんですが、それでも一応方法を書いておきます。
　とりあえず、ここではAndroidへのインストール方法を記述。


　Android端末にChatSecureをインストールするには、上記のようにChatSecureのサイトにアクセスし、右側のGoogle Playへのリンクボタンを押すか、
Google Playにアクセスして「ChatSecure」と検索をしてChatSecureのページへ行きます。



　そうしたら、他のアプリをインストールするように「インストール」と書かれたリンクを押します。



　すると、インストールをする際の、アプリから端末へのアクセスの同意を求める画面が出るはずです。
チャットしたりするアプリとしてはごく普通のアクセスでしょうから、そのまま「同意する」を押してインストールしましょう。

　アプリをダウンロードし、インストールが終われば通知が表示されたりするはずです。


　そのまま通知のとこをタップしたり、ホーム画面とかアプリの一覧だとかにあるはずのChatSecureのアイコンを選択したりすればChatSecureが起動できるはずです。
ここまで丁寧に書くこたないんでしょうけど、まあ一応と。

■■．ChatSecureをインストール（iOS編）

　iOS。つまりはiPhoneやiPadなどの端末の方はChatSecureのサイトの左側のリンクボタン押すなりしてApp Storeのページに行ってインストールすればいいだけです。
　iOSな端末持ってないもんでスクショ撮れずロクな解説もできずすみません。

■２．ChatSecureを起動してXMPPアカウントを取得する（初期設定）

　ChatSecureを初めて起動すると、こんな風な画面……というかパスワード設定の画面が出るはずです。



　「パスワードなしに連絡先やメッセージへアクセスすることを防止するために、オプションでChatSecureにマスターパスワードを設定することができます」
と、書かれている通り、他の人やら何かから勝手にメッセージを見られたりするのが嫌だというセキュリティに拘る人は設定した方がいいかもしれません。
まあ、これも書かれてる通りオプションであり、スキップも出来るのでお好みで。

ここではとりあえずスキップして進めます。


　そしてスキップすると、スワイプできる画面になるかと思います。



　表示されてる通り、最初の画面はGoogleアカウントで接続する為の設定へ行く画面となります。
これを選択すれば、書かれている通り使用しているGoogleアカウントを利用して接続する事ができますが、
ここではあえて別途新しいアカウントを取得して〜という流れで解説します。
とりあえずこの画面から二回左にスワイプして、別の画面にします。



　「新しいアカウント」と書かれてるこの画面の「アカウントを追加」を押して、新たにXMPPアカウントを登録する画面に行きます。



　「新しいユーザー名」の所に、自分が登録したい名前（英数字）を入力し、
「チャットサービスドメイン」の所には、選択時に出てきたサーバーの一覧などからサーバーを選択（もしくは入力）します。
残りの「パスワード」の所は自分の設定したいパスワードを入力しましょう。

　サーバーによってはうまく登録できなかったり、既に名前が使われいたりして「Error」が出る事もあります。
そして、日本でXMPPを使うって場合は「xmpp.jp」あたりが一番かもしれませんが、その辺りはお好みで。

「Tor経由で〜」ってのはわからなければ特に関係の無い項目なので今は放って起きましょう。
「アカウントの詳細設定」という所も、普通に使う分には設定を変更する必要はないので、ここも気にしないでおきましょう。

　必要な情報を入力し、「アカウントを登録」を押し、Errorが出たりせず「新しい〜」とかの表示が出てからしばらく待ち、
うまく登録できたら画面が切り替わってXMPPアカウントを使って接続できていることになります。



　この後は右上辺りにある「＋」のとこから「連絡先を追加」を選んで、相手のXMPPアカウントを入力してリスト登録したりすればいいわけです。

　ここで登録したXMPPアカウントは、XMPPに対応したアプリやクライアントからも接続する事が可能です。
もしもの事を考えて、どこか他の場所にパスワード共々メモしておく事をお奨めします。


とりあえず、ここで一区切り。

■３．友達の連絡先（XMPPアカウント）を追加する

　もしxmpp.jpでアカウントを取得して接続した場合、突然メッセージが届いて困惑したりするかもしれませんが、
ここではとりあえず置いておいて、友達の連絡先（XMPPアカウント、JID）を追加して会話できるようにする方法を書きます。




　前の項の最後にもあるように、連絡先を追加するにはまずアプリのホーム右上にある＋を押します。
そうすると選択メニューが出てくると思うので、「連絡先を追加」を選びます。




　そうすると、いわゆるコンタクトリストに相手のアカウントを追加する画面。まあとにかく連絡先を追加する画面になります。



　「リスト〜」の部分は、連絡先を追加するあなたのアカウントを選択します。
ここの説明に従って接続してた場合は、特に関係はないので気にしないでください。
（Chatsecureは複数のXMPPアカウントを接続する事ができるので、こうして選択できるようになっています）

　「招待する人のメールアドレス」とかかれた所に、追加したい相手の連絡先を入力します。
「メールアドレス」って書いてはありますが、実際に入力するのはJID、XMPPアカウントです。
（表記上はメールアドレスと同じなので、そう書かれているのかもしれませんが）

もしあなたがxmpp.jpを選択してアカウントを取得していた場合、○○○@xmpp.jpというアカウントで接続しているわけです。




　とにかくまあ、「○○○@なんとかドメイン」って表記上だけはメールアドレスと同じな相手のXMPPアカウント（連絡先）を入力し、
「招待状を送る」を押せば、「リスト登録しますので承認してください」って言う通知が相手に届きますので、
それを承認して（相手側にもこっちを登録をして）貰えば本体側にも通知がされるかと思います。



　そして、右側をタップするか、アプリ画面左上の矢印（「←」）を押すかして、現在の接続状態だとかのとこを隠すと、リスト登録して承認してもらったアカウントが表示されてるはずです。



　で、新たに表示された部分、というか会話したい相手をリストから選択すれば会話が開始できます。



　もしかしたら下の方に「連絡先を追加？」という表示が出るかもしれません。
これは素直に「はい」を押しておきましょう。
押せば相手のこっちのリスト登録も承認され、まあとにかく互いにオンライン通知が表示されるようになるはずです。



　これで下部の入力欄にメッセージを入力して、送信して会話ができるわけです。





　ここでまた一区切り。

　続けて順番に使い方を見るなら、■４．友達と会話（チャット）をするへ。